カテゴリー:日本論、国民性、習慣、礼儀
上手(かみて)とは、演劇の舞台で、舞台の演者にとっての左側、客席から見た右側のことをいう。演者にとっての左側を「上(かみ)」というのは、自分に対して左側を上位とする「上座(かみざ)」という礼法のルールから来ていると考えられるが、演劇では、上手に上位の者や強者を配するのが暗黙の了解で、このことは西洋演劇でも同じらしい。なぜ上手側(本人にとって左側)が上位となり、洋の東西で共通なのかは、ほんとうのところはよくわからないようだが、そういわれてみれば確かにゴジラは、画面の右から現れて、左に向かって威勢よく日本の都市を破壊していくように記憶している(前もってお詫び:詳しくチェックはしておりません。誤っていたらご指摘ください)。(CAS)