カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
お守りとは、日本の神社が主に販売している「災厄から人を守るもの」という意味の札(カード)で、それを持っていることにより交通安全、商売繁盛、家内安全などさまざまな願いがかなえられるという、コストパフォーマンスの高いスーパーカードである。もちろん、「交通安全」の札をぶら下げて事故を起こさないクルマもないではないが、そんなお札を買って自分の車にぶらさげようとするのは、多少は「事故を起こしたくない」という常識的な願望があるからかと思われ、お守りの御利益が必ずしも「他力本願」ではなく、かなりの部分「自力救済」の要素が含まれていることは注目に値する。(CAS)