カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
おにぎりとは、焚いた米に少々の塩を混ぜて握って固めた食べ物。飯を握ったものという意味の「握り飯」の「飯」を略し、言葉を丁寧にする「お(御)」をつけた言葉。「おむすび」という、やや神秘的な言い方もある。英語では「rice ball」だが、形は三角形のものが多い。
おにぎりは飯を握ったものをそのまま食べる場合もあり、それだけでも十分おいしいが、食べる物に困っているわけではないことを示すために、中に梅干、おかか(しょうゆであえた鰹節)、昆布の佃煮、塩鮭などを入れ、さらに外側を海苔で巻いて、デラックスにしたものを通常食べている。
製造法は寿司に似ているが、米に酢をまぜず、生魚も扱わないので、手順は寿司よりさらに簡単。そのせいか、寿司のようなプロのおにぎり職人はほとんどおらず、家庭の味として定着している。(CAS)