瓜二つ(うりふたつ)とは、瓜を切ったとき切り口がそっくり同じになることから、二つのものの姿や形がよく似ていることをいう。瓜を切った切り口が同じになるのは当然のことだが、だからといって、工業製品のように同形であってあたりまえのものはいくらそっくりでも瓜二つとはいわず、本来は少しは違いがあっても不思議ではないもの、例えば親と子、双子の兄弟などについて、似ていることを驚きをもって表現する場合に用いられる言葉である。とはいえ、当然違っていてしかるべきもの、例えば自分の子どもと知人の子どもがよく似ていても、その原因を知らないあなたは彼らを「瓜二つ」と認めないであろうし、単純に「異質のものがそっくりであること」が「瓜二つ」と呼ばれる条件ではないことは明らかである。(CAS)