潔いとは、勇ましい、功(いさお)しなど、積極的であるという意味の「いさ」に、きれいである、澄んでいるという意味の「きよい」がついたものであるといわれているように、もとは、風景を前にしたり、人物と接したときの「とても清らかである」「とてもすがすがしい」という気分を言い表した言葉である。現代では主に人の性格について、心が清く正しく、未練がましいところがないという意味で、「武士なら潔く切腹せよ」「言い訳ばかりしていないで潔く罪を認めろ」「この試合で彼らは負けたが、卑怯な手は使わず潔かった」などと用いられる。つまり、あきらめが早い、キレやすい、口べたである、勝負弱い、戦略や戦術に乏しく無計画であるといった性格を言っているのである。(CAS)