青二才とは、経験の浅い者、未熟な者を、経験だけがとりえでたいして能力もない先輩が「青二才のくせに生意気な口をきくな」などとさげすむために用いる言葉。あるいは、そのような口うるさいおやじがいることを見込んだ新入りが、「青二才ですが、よろしくご指導をお願いします」と謙遜をかましてご機嫌を取るために用いる言葉。
「青」は陰陽五行説で事象の始まりの時期、四季では春に当たることや、果物などが熟す以前の色であることから、若さや未熟さを意味し、「二才」は、魚の二年目の稚魚を「二才」と呼ぶからとも、「若者」や「若者組の新入り」を意味するらしい「にひせ(新背)」(一般的な古語辞典などには掲載されていない言葉)からともいわれている。(CAS)