カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
雨乞いとは、雨が自然に降るのを待ちきれずに行ういらだちの儀式。自然な降雨の直前に儀式を行った祈祷師が偉人として崇められる。しかし、失敗した祈祷師は殺されたり生き埋めにされたりするので(なにせ、みんないらだっているもので……)、「ダメでした、すみませ〜ん」程度ではすまない、命がけの行為であることは認めざるをえない。
雨量の多い日本では、雨乞いの専門家は用なしとも思えるが、水量が豊富なために普段いい気になってふんだんに水を使っているため、ちょっとした渇水にも対応できないことがあり、得体の知れない神々にとりつかれた人々が虎視眈々と雨乞いの機会を狙っている。(CAS)