アプリとは、アプリケーション・ソフトウェア(応用ソフト)の略で、コンピュータを応用していろいろな悪さをしようとするときに使う、悪巧みのネタが詰まったツールである。「アプリ」は、「アプリケーション・ソフトウェア」を遠慮がちに略した「アプリケーション・ソフト」、思い切って後半を省略した「アプリケーション」とともに用いられている略語だが、オペレーション・システム(基本ソフト)が「OS」と略されるように「AS」とはいわれないのは、技術屋のオタクが主な商売相手であるOSに対して、万人に愛してもらいたいアプリケーション・ソフトには「アプリちゃん」みたいな愛称が適しているからかと思われる。ちなみに英語では“app”と略されるが、そこは日本らしく「アプリ」とカワイらしさを強調して愛称化している。(CAS)