アトリエとは、アーティストの仕事部屋をいう。フランス語atelierから来ており、フランスの古語では大工の作業場のことをいったようで、さらに元をたどると、「木っ端、細い木の棒」といった意味のラテン語に行き着くらしい。ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルは、自身の仕事部屋をfactory(ファクトリー=工場)と呼んでいたが、カネになる製品を大量生産していたことを自ら皮肉って表現したものであり、世間の多くの「アトリエ」はそれとは対照的に、値段もつかないような製品をちまちまと少量生産している。(CAS)