この辞典の使い方>「わ」で始まる言葉>渡る世間に鬼はないの意味
カテゴリー:ことわざ、故事成語、名言、名句
渡る世間に鬼はないとは、われわれが生きていく社会に鬼のような無慈悲な人間はいないという意味で、世の中は悪い人間ばかりではなく助けてくれる人もいるはずだから悲観するなということわざ。「男は閾(しきい)を跨(また)げば七人の敵あり」ということわざとセットで用意しておき、これから世に出ようとしている若者が、ペシミスト(悲観主義者)であれば「渡る世間に鬼はない」の方を、オプティミスト(楽観主義者)であれば「男は閾を…」の方を言ってきかせ、先輩の思いやりと貫禄を示すために用いられる。(CAS)