ロイヤリティまたはロイヤルティは、英語royaltyの日本語読み。royalはroyal wedding(皇族の結婚式)などと用いられるように、「王様の」「王室の」「皇族の」といった意味。royaltyはその王様や王族の持つ特権や権威、高貴さを意味する。日本では主に「印税」「著作権、特許権の使用料」の意味で用いられ、特にフランチャイズチェーンの加盟者が、本部に支払う、そのブランドの使用料をロイヤリティ(ロイヤルティ)と呼んでいる。フランチャイズの加盟店にとって、本部はまさに王様のようなものであり、厳しい契約条件などさまざまな権力の押し付けを飲まねばならず、売り上げが伸びないと別の加盟店に乗っ取られたりするので、安易な脱サラは要注意である。
なお、日本語では同じロイヤリティ(ロイヤルティ)という言い方になるが、もとの英語が違うloyaltyは忠誠、熱烈な支持、といった意味で、「ロイヤリティの高いファン」などと用いられる。いずれにしても、ロイヤル(loyal、royal)なヤツが偉そうな顔をしているという点では変わりない。(CAS)