カテゴリー:住文化、住環境、建築、インテリア、調度品
煉瓦(レンガ)とは、粘土を主材料とする直方体の建築材料。西欧の童話『三匹の子豚』では、煉瓦造りの家は、わらで造った家、木造の家より頑丈であるとされており、それを信じた(というわけでもないだろうが)日本人によって明治期には煉瓦構造の建築物が多数造られた。しかし煉瓦構造は、煉瓦をモルタルなどで接着しながら積み上げて行くだけなので、オオカミが吹かせる風には耐えても地震には脆く、地震国日本では次男のブタが造った木造のほうがだんぜん優秀であることがわかった。現代でも「煉瓦造風」の建物はあるが、いずれも鉄筋コンクリートなどの構造体の表面にタイル状の煉瓦を張り付けた「パッと見煉瓦構造」である。(CAS)