落書きとは、壁や塀、商店のシャッター、学校の机などをキャンバスに見立て、その所有者から依頼されてもいないのにボランティア精神で絵や文字を描くこと、またその描かれたもの。注文制作ではないので、キャンバスの所有者の意図はまったく反映されず、単なる迷惑行為と見られる場合が多い。
ごくまれに落書きの芸術性が認められ、アーティストとして大成する者もいるが、そのころには昔の落書きはとっくに消されているし、大成してから金にもならない落書きを続けるアーティストはいないので、キャンバスの所有者はいつまでたっても「書かれ損」という立場を抜け出すことはできない。(CAS)