カテゴリー:音楽、演劇、芸能、映画
ライブは、英語liveの日本語読みで、生きている、(放送や音楽が)生の、という意味の形容詞、また、(放送や音楽が)生で、という意味の副詞である。英語では同じつづりで「リブ(実際はこんな日本語なまりの読み方ではないが)」と読み、住む、暮らす、生きる、という意味の動詞があるが、ライブの方のliveは、同じ意味のalive(アライブ)の“a”が省略されたものである。外来語として使用される「ライブ」は、主に放送における生放送、音楽における生演奏の意味で用いられる。音楽において、ステージ演奏などの「ライブ」に対して、スタジオ録音などを、死んでいるという意味の「デッド(dead)」ということはあまりないようだが、「ライブ」「デッド」と並べれば通じなくもなさそうだ。ステージ演奏もスタジオ録音も、live(生きている)でなければできないが、聴き手からすれば、liveな演奏を聴けるのはステージ演奏のほうであり、「ライブ」は聴き手本意の言葉であるといえるかもしれない。(CAS)