カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
山伏とは、修験道(しゅげんどう)の行者であり、古来天界に通じるといわれた険しい山の奥深くに籠もり、何か特別なものになれると信じて修業にはげんでいる人々のことをいう。数少ないがいまだに本気で修業に取り組んでいる人がいて、一般人があまり行きたがらない深山を好きこのんで走り回っている。
山伏は、われわれ一般市民にとっては、白装束で滝に打たれ、法螺貝を吹いている不思議な人程度の認識しかなく、神秘のベールに包まれており、絶滅危惧種同様、その気になって探しにいかないと、目撃することはほとんど不可能である。(CAS)