目減りとは、わずらって寝ついているあなたの資産の最近の病状。ここで「目」は、はかりで計った量や重さのことをいう。「目減り」は、ものの量や重さが経ることだが、経済的にはものや金の実質的な価値が下がることをいい、「インフレで預金が目減りしている」などと用いる。つまり、寝ついている病人(金)が一見ふだんと変わらないように見えても、確実に衰えているようなものである。そんな金を医者(金融コンサルタント)に見せると、「寝かせてばかりいないで、仕事に出て稼いだほうが元気になりますよ」などと無責任なことをいうのである。(CAS)