虫唾(虫酸)が走るの「虫唾(虫酸)」とは、吐き気をもよおしたときなどに口に逆流する胃液を、「虫のよだれ(虫唾)」あるいは「虫が出す酸っぱい液体(虫酸)」と表現したものらしい。したがって、「虫唾(虫酸)が走る」とは、吐き気がするほど不快でたまらないという意味の例えである。しかし、実際の用法においては、吐き気をもよおす不快感というより、酸っぱくて苦いものが口の中にあふれたときの震え上がるような不快な感覚を表現している感が強い。つまり、あなたが美しい少女であると仮定した場合、脂ぎったおやじから関係を迫られたときの感覚がそれである(まあ、わざわざ美しい少女と仮定しなくても、美しくない少女でも、普通の男子でも、同じことではあるが)。