カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
屁理屈とは、屁(おなら)のようにたよりない理屈という意味で、本人は筋が通っているつもりで力説しているが、他人からすればこじつけの理論や苦し紛れの言い訳にしか聞こえない話のことをいう。要するに、増税の必要性を説く担当大臣の説明や、汚職を追及された政治家の釈明などに用いられる論理展開のことである。
「理屈」は「理屈に合う」というように「筋の通った話の組み立て」という意味だが、「理屈ばかり言っている」ともいうように、その「筋の通った話の組み立て」そのものに疑いを持っていたり、理論的な説明ばかり聞かされても納得できないという気持ちがこもっている。その「理屈」がさらに「屁」のようだというのだから、相手をする気にもなれない話であるのは言うまでもない。(CAS)