ヘタウマとは、下手でありかつ上手であるという矛盾した意味で、主にアートの世界のおいて、技術的には未熟で素人でさえもっとましなものが作れると思わせるにも関わらず、見る人をひきつける作品やそのような作品を生み出す作者の才能についていう言葉。
海外では「ヘタウマ」に該当する言葉はないように思われるが、ヘタウマの元祖はどう考えてもフランスのアンリ・ルソーである。
ヘタウマで知られるアーティストの大半は、基本的な技術を学ばず独自の世界を切り開いた人々であるが、ヘタウマ作家の登場により、技術は身につけているが人をひきつける才能のないセミプロが、下手をまねて成り上がりを図ろうとし、世の中に「ニセヘタウマ」が増殖した。
なお、たいした技術も身につけていないそこのあなたは、間違いなく「ヘタヘタ」なので、ヘタウマ作家に触発されたへんな野望は早く捨て去ったほうがよい。(CAS)