この辞典の使い方>「ふ」で始まる言葉>仏滅の意味、語源、由来
カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
仏滅とは、釈迦の死という意味だが、日本のカレンダーでは六曜(六種類の星という意味で、その日の吉凶を表す)のひとつで、なにをするにも運の悪い日とされる。
仏滅は、六日に一度程度のローテーションで回ってくるが、そんなにしょっちゅう釈迦が死ぬわけはないので、「釈迦が死んだ日」というのはあくまで例え。中国で発案されたときは「空亡(くうぼう)」という名前だったが、素人にはわかりにくいので、江戸時代の末期頃日本人が釈迦にことわりもなく、「釈迦が死んだ日くらい不吉な日」というわかりやすいネーミングに勝手に差し替えたものらしい。(CAS)