悲恋とは、悲しい恋という意味だが、障害があって成就できず、悲しい結果に終わる恋愛のことをいい、文学や演劇が好んで取りあげるテーマである。それが「悲恋」と呼ばれるためには、第一に当事者がお互い愛し合っている必要がある。つまり、あなたのように好きな女の子にいくらアプローチしても振られっぱなしで成就できない恋は、あなた自身はいくら「悲し」くても、端からみればお笑いでしかないから「悲恋」とは呼ばれない。また、第二にあまり平凡すぎる男女の実らない恋も、いくらドラマチックでお互い嘆き悲しんでいたとしても、他人からするとやはりお笑いにすぎないから「悲恋」にはふさわしくなく、二人ともとはいわないがせめて女性だけでも、こざっぱりしたなりをして美しくある必要がある。(CAS)