バグるの「バグ(bug)」は昆虫や微生物を意味するが、「バグ」を動詞化した「バグる」は、現代ではもっぱらコンピュータ用語として知られ、コンピュータに昆虫が入ってしまったかのような不具合が生じることをいう。コンピュータ開発の創世記に、実際虫が機械の中に入って問題が生じたことからこの用語があるという。いまでは昆虫が入り込むようなことはなくなったが、コンピュータに動作不良が生じたとき、操作をしていたあなたが自身の無知無能さを隠したい場合、すべてをコンピュータ自身や外部から侵入したウイルスのせいにするのに使い勝手のよい言葉として、「バグる」はさかんに用いられている。(CAS)