はしょる(端折る)とは、話を省略するという意味。「端折る」と書くように、本来は「はしおる」で、着物のすそ(つまり下端)を折り上げ(=からげ)て帯にはさみ、活動しやすくすることを言ったが、だらだらと長い着物を短く折り上げることから、だらだらと長い話を短くすることを「はしょる」と言うようになったもの。つまり、話を短くまとめてわかりやすくするという意味で用いられるべき言葉だが、われわれおバカがこれをやると、「そんなにはしょったら、何言ってるんだかわからないだろ」ということになり、結局、話を短くしすぎて意味が通じない、という用いられ方をするのが普通である。(CAS)