カテゴリー:食文化、料理、食品、食材
海苔(ノリ)とは、代表的な日本食である寿司を外国人の野蛮な毒牙から守ってきた黒い紙。その正体は、水中の藻類、およびそれらを加工した食品。海苔で巻いた寿司など、外国人に永遠に食べてもらわなくてもよかったのだが、どこかのお節介なやつが海苔を内側に巻いて隠した巻き寿司を作ったために、カリフォルニア・ロールなどというアメリカ・オリジナルの巻き寿司も登場し、海苔巻きは世界中に普及している。
「ノリ」という言葉は、水中の藻であるそれが「ヌルヌル」した状態であるところから来た名称だという。したがって、食卓に上がる「パリパリ」の海苔は「ノリ」というより、「パリ」と言った方がよさそうなようなものである。(CAS)