カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
二番煎じとは、お茶や煎じ薬を二度目に煎じる(お湯で成分を抽出する)こと、またその二度目に煎じたお茶や薬を意味し、オリジナル品(一番煎じ)に対して、それに似せてはいるが味わいが薄くうま味も減じている模造品を揶揄した言葉である。例えば、名人と謳われた師匠の作品に対してその教えを受けた弟子の作品、また、第一作目がヒットした新人作家がそのヒット作をなぞって書いた二作目などについて言う。しかし、高名な初代の二番煎じを延々と続けて大いに栄えている家元や、常に新しい製品を生み出すパイオニア企業を後追いする二番手戦略でトップランナーをしのぐ業績をあげている企業などを見るにつけ、二番煎じもことビジネス界に関してはオススメの戦略として公認されているようである。(CAS)