読点とは文の中にときどき出てくるものの、読み手にはほとんど無視される記号。すなわち「、」のこと。句点「。」が文の終わりを示すのに対して、読点は意味の切れ目を表しているらしいが、どんなところに入れるべきなのか学校でも理詰めで教えてはくれず、単なる「息継ぎ」の印、あるいは「ここに読点を入れなくてはいけないのではないか」という強迫観念を和らげるために入れる印、というような理解をしている人も多い。そのため、肺活量の、小さい、人や、心配性の、人は、自分の、思うままに、やたらと、読点を、いれまくった、文章を、作って、平気な、顔を、している。(CAS)