ドヤ顔の「ドヤ」は、「どうだ?」「どうですか?」「いかがですか?」を意味する関西弁。「ドヤ顔」は「ドヤ?」と言いたげな顔という意味。困難な仕事をやりとげたときや、スポーツの試合でゼッタイ勝てないと誰もが思っていた相手に勝ったとき、それまで冷ややかな目つきで自分を見ていた周囲の人々に向かって、「私の実力を思い知りましたか、どうですか?」「私の実力を低く見ていたみなさま、いまの感想はいかがですか?」という気持ちを込めて見せる顔である。
「ドヤ顔」は大阪のお笑い芸人が使い始めた言葉らしいが、その後プロボクサーや芸能人らがちょっと自慢げな表情を見せるとすぐ「ドヤ顔」扱いされたところからインフレ気味で、われわれ一般人も、油断していると「あ〜あ、ドヤ顔しちゃってるよ」と指摘され、仲間うちでのイジられネタとなるのである。(KAGAMI & Co.)