とんちんかん(頓珍漢)とは、鍛冶屋の相槌(あいづち:助手が打つ槌、またはその音)が、師の打つ槌の音とズレて聞こえる(一緒に打っていたら仕事にならないから当たり前だが)ところから来たもので、見当違いの受け答えや間抜けな言動についていう言葉。「頓珍漢」は当て字(語源を知れば当たり前だが)。
とんちんかんな受け答えになる原因としては、1.相手の話を聞いていない、つまり「オレ様」である場合、2.「空気が読めない」つまり「KY」である場合、3.相手の話が理解できない、つまりただの「おバカ」である場合、4.いやなヤツなのであまり真剣に相手をしたくない、つまり「おざなり」の受け答えである場合などが考えられるが、大半の原因は3である。(CAS)