デフレとは、デフレーション(deflation)の略で、英語のもとの意味は、風船などから空気が抜けること。20世紀のはじめころから経済学で用いられるようになり、世の中のみんながけちくさくなり、 お金をどこかにしまいこんでしまう結果、ものを買うお金が世の中に出回らなくなり、物の値段が下がって、売り手が「赤字覚悟で処分しなくちゃやっていけませんよ」とテレビのインタビューで嘆くことになる経済現象をいう。風船から空気が抜けたように、経済が「ショボくなる」感じを表したのであろう。
世の中がデフレに陥ると、「通貨当局」と呼ばれる金融の黒幕が「金融緩和」と称して、債券などを買って現ナマを市中にばらまいたり、貸し金の金利をおまけしたりして、市民にどんどんお金を使うようにとあれこれ画策するが、いくら銀行が事業資金としてお金を貸そうとしても元気もやる気もない事業主はお金を貯め込むだけで従業員の給料が上がるわけでもなく、行き場のないお金は「投機筋」と呼ばれるやる気まんまんのギャンブラーの手元に流れ込み、石油だの小麦だのに 賭け金を張る玄人好みの賭博場にどんどんつぎこまれ、そのおかげで生活必需品の値段だけはインフレを起こしてつりあがり、そんなところでなけなしのお金をむしりとられる庶民の財布のヒモはますます固くなって、肝心のデフレはいっこうにおさまりそうもない、というのがいまの日本の現状である。(CAS)