デジャヴュ(déjà vu)とは、「既に見た」という意味のフランス語で、日本語では「既視感」と訳し、今起こっている現実をすでにどこかで経験したかのように感じることをいう。「既に見た感」は誰にでも起こるが、「既に見たそのとき」の「これから見る感」は決して起こらないというのが、残念なところである。もっとも、デジャヴュで取りあげられるシーンはほとんどが日常のつまらないひとコマばかり(競馬の結果などのシーンは決して再現されない)なので、デジャヴュの現象に関して「これから見る感」を熱望する人もあまりいない。(CAS)