潰しが効くの「潰(つぶ)し」とは、金属製品や金貨銀貨を溶かして地金にもどすことをいい、「潰しが効く」は、金や銀などの貴金属は製品や硬貨であるものを鋳つぶして地金としても、また他の製品に造り変えても価値が下がらないことから、応用範囲の広い能力を持つ者は、それまでの会社や仕事をやめても他の会社や仕事で活躍できるという例えとして用いられる。例えば、詐欺の能力のある人物は、電話詐欺のグループが取りつぶされたとしても、通信販売やマルチ商法の業界、政界、宗教界など再就職先はいくらでもあるということである。(CAS)