つごもり(晦、晦日)とは、月の末日、つまり晦日(みそか)のこと。「つ」は「月」が略されたもの、「ごもり」は「籠もり」で、家などに閉じこもること、隠れることという意味であり、要するに「つごもり」は「月の引きこもり」である。月の満ち欠けを基準に1か月の周期が決められていた旧暦では、月末は月が見えなかったことから、学校でいじめにあった月が家にひきこもっていると昔の人は考えたのであろう(違うか)。もっとも、月は一定周期で必ず引きこもるので、その「おこもり」はなにか仏道の修行のようなものと考えられていたとしたほうが正しいかもしれない(それも、違うか)。(CAS)