切腹とは、腹を切るという意味で、江戸時代の武士のディベート手法のひとつ。海外では「ハラキリ」という日本語の生々しい言い方で親しまれているが、あまりにクラシックな手法なので今は実践する人はいない。
ディベート手法としての切腹は、討論会での陳述と同じく、自分の主張や行為が正当であることを主張するため、あるいは、裁判の弁論のように、犯した罪について心から反省していることを表明するために用いる。しかし、この論法を用いる際の最大の欠点は、相手が自分の主張を受け入れたかどうか、または反省の意をくんで許しを施したかどうか、本人が確認できないというところにある。(CAS)