熟慮とは、行動を起こす前などに時間をかけてじっくり考えること。しかしたいていの場合日本では、熟慮の末にその行動を取りやめることが多い。したがって「熟慮」は、行動を起こす前にその行動を起こさないための理由を時間をかけてじっくり考えること、あるいは考えるふりをすること、と定義しなおせるだろう。であるからして、「取引の件は、熟慮のうえご返事させていただきます」などと営業に出向いた先から言われた場合は、「たいして考えもしないでもう決定したことなので、取引はできません」という意味なので誤解しないように。(CAS)