カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語
消去法とは、数学において連立方程式の標準的な解法をいうが、慣用語として、多くのものごとの中からひとつまたは複数を選び出す際に、条件に合わないものや欠点のあるものを除外していき、残ったものを採用する方法をいうのに多く用いられている。例えば社員採用の場において、採用担当者が「よくもまあ、こんな有象無象ばかり集まったもんだな」とあきれながら、箸にも棒にもかからない連中を次々と落としていって、最後に、とりたたて長所もないがこれといった短所もないという「帯に短したすきに長し」という人材を残すやり方である。(CAS)