カテゴリー:自然、天文、気象、災害
人災とは、人間に責任があって起き、また拡大する災害という意味だが、その中でも、天災(自然災害)と見分けがつきにくく、全責任を天(自然)におっかぶせて「天災だ」といいはり、責任のある人間が知らんぷりを決め込もうとしている災害についていう場合が多い。
権力者が失政をすべて「天災だ」といいくるめていた時代には、「人災」という言葉そのものがなかったに違いない。
日本では、ある災害が「人災」と認定されることはあるが、個人の責任は追及されない。つまり「人災」と認められただけムダな災害であり、「人災」の名を借りた「天災」といえるものである。(CAS)