ゴマすり(胡麻擂り)とは、権力者や上位の者にお世辞を言って取り入ろうとする行為をいう。擂り鉢でゴマをするとゴマが擂り鉢の方々にこびりつくことから、あちこちで人ごとにくっついてお世辞を言っている様子を例えたものだという。そこから、上位の者に取り入って昇進や保身をはかろうとするいやなヤツを、「あいつは、これだから」などと言いながら、ゴマを擂るしぐさをもって非難する場合がある、しかし、これに似たしぐさ(両手の平をすりあわせたりするしぐさ)はお世辞を言うさいに思わず出てしまうものであり、あなたが実際に誰かにゴマを擂っているときに、このようなしぐさをしては「私はいまゴマを擂っています」と表明しているようなものであり、ゴマのすりがいがなくなるので要注意である。(CAS)