ゴッドハンドとは、God’s handsすなわち「神の手」を日本語読みした言葉で、英語ではhand of Godとともに多くは「神の救いの手」という宗教的な意味で用いられるが、日本では主に超人的に高度な技術を持った手、またはその手の持ち主のことをいい、例えば「ゴッドハンドと讃えられる外科医」などと用いられる。つまり、手癖の悪さが神様のようだと言いたいのである。
また、サッカーで「ハンド」の反則を犯してゴールを決めたにも関わらず、審判に見つからずゴールを認定された場合、その「ハンド」を犯した手を「ゴッドハンド」と呼ぶ。英語hand of
Godも同様の比喩に用いられ、1986年イギリスのワールドカップにおけるアルゼンチンのディエゴ・マラドーナの「ハンド」によるゴールは、世界最高峰の「ゴッドハンド」として伝説となっている。つまりこちらの「ゴッドハンド」は、いんちきの仕方が神様のようだと言いたいのである。(CAS)