コツをつかむの「コツ(骨)」とは、人体の骨のように隠れたところで物事を支えている本質部分をいい、主に仕事、技術などの要領、かんどころを意味する。「コツをつかむ」とはその「コツ」を自分のものとすること。
アートや工業製品などの制作において、製法や技術のコツをつかんだ者は、同じ労力で数倍の成果をあげることができる。しかし、大多数の人間はコツをつかむことにより数倍の成果をあげようとはせず、労力を減らして並みの成果で満足する方針を選ぶ。したがって「コツをつかむ」とは、「手抜きの方法を覚える」と言い換えることができる。(CAS)