ごまかす(誤魔化す)とは、表面をとりつくろうこと、人目を欺いて不正を行うこと、相手の問いかけにまじめに応じないことなどを意味し、店の売り上げを着服したとき「勘定をごまかした」、それがばれないように帳簿を操作したとき「帳簿をごまかした」、その罪を問い詰められたとき「笑ってごまかした」と、一連の悪さに通用するオールマイティな言葉である。
「ごまかす」の語源として、江戸時代に「胡麻胴乱(ごまどうらん)」という菓子があり、その中が空洞で見かけ倒しであったことから、「胡麻菓子」→「ごまかし」となったという説がある。真面目に語源を尋ねたのに、笑ってごまかされたような話である。(CAS)