カテゴリー:ことわざ、故事成語、名言、名句
逆鱗に触れるとは、中国『韓非子』による言い回しで、竜(天子、国王の象徴といわれる)のあごの下に一枚だけ逆さまに生えている鱗(逆鱗)に触れると、竜が激怒して触れた者を必ず殺すと言われることから、空気のよめない発言やアメリカ人のような横柄な態度により身分の高い人の怒りを買うことを言う。竜の顎の下の鱗に、誰がどのようにして触れることができたのか、詳しいことは記されていない。おそらく、竜のそんなところを猫でもなでるようになでたりしたら、たった一枚の逆鱗にピンポイントでタッチできなくても、食い殺されることは間違いないと思われるが……。(CAS)