寄付(寄附)とは、喜んで納める税金。もちろんそんな税金はあるはずもないから、どちらも「納めなければならない」という物理的、精神的義務感があるという以外は、寄付と税金とは本質的に別物なのであろう。
アメリカの金持ちは、慈善事業を自ら興すなど寄付活動に熱心であるが、一方で税金が高いと常にぶつくさ文句を言っている。考えるに、税金は納めたはいいようなものの、国が勝手に飛行機を買ってしまったりして、自分の思い通りに使われないといういらだたしさと、税金がこっそり使われる(こっそり使われなかったりもする)ものなので、目立ちたがりのアメリカ人には我慢できないからという理由があるのではないかと思われる。(CAS)