空手とは、格闘技のとしての本道に、瓦割り、バット折り、氷柱割りなど大道芸的要素を取り入れ、お子様でもわかる力強さの演出に成功した結果、世界中のお子様レベルの人々を夢中にさせる一方、禅や修験道などの意味不明の修業法や理論を取りいれて、理屈疲れした西欧人の心もつかんだ武術。
「空手」とは「手に何も持っていない」という意味。手ばかりではなく、体中に攻撃用の武器や防御用のプロテクターを付けないというのが、この武道の志であり、正確には「空体」というべき。
しかし、素手、素足による打撃はあまりに威力が強すぎて、普通に試合をすると人体で瓦割りの実技をしてしまうことになり、そのため、空手の試合は流派によって独特のルールがあり、見学者にとってはいずれもフラストレーションのたまる試合を見せられることになる。(CAS)