この辞典の使い方>「か」で始まる言葉>書き入れ時の意味、語源
カテゴリー:経済、ビジネス、職業
書き入れ時とは、サンタクロース組合におもちゃを卸している玩具問屋のクリスマスシーズン、あるいは、旅館やホテルがふだんよりバカ高い値段で客を泊めようとしている時期。つまり、商売の儲けどき。「かきいれ」という言い方から、散らばっているものを掻き集めて中に入れるという意味の「掻き入れ」が連想され、がつがつ儲けようとしている商売人のイメージにふさわしいように感じられるが、これは売り上げを帳簿に「書き入れる」の「かきいれ」。いまなら「入力時」とか「打ち込み時」とかいうべきなのだろうが、やはりがつがつ「掻き入れる」商売人の姿が重なる「かきいれどき」が、言葉としてふさわしいのであろう。(CAS)