この辞典の使い方>「お」で始まる言葉>鬼も十八、番茶も出花の意味
カテゴリー:ことわざ、故事成語、名言、名句
鬼も十八番茶も出花とは、鬼の女の子でも十八歳ごろは可愛く、品質のよくない番茶も出花(入れたて)はおいしいという意味で、器量のわるい娘でも年ごろになれば美しく見えるというたとえ。これは、その年頃になって少しでも美しく見えるようになった娘を評するのに使う言葉であって、年ごろになってもなんら変化のない子や、ブサイクにますます磨きのかかったような子には、余計なことはいわずやさしく見守ってあげるにこしたことはない。
なおこのことわざ、鬼の女性が全般的にブサイクであると言っているに等しい点が差別発言につながると見られるせいか、「鬼も十八」は略され、「番茶も出花」とだけ言われることも多い。(CAS)