親バカとは、親が子どもに対してバカ同然の判断力しか持たず、過大な評価をしてしまうという意味の言葉。つまり、子どものバカが見えなくなるということなので、親子バカ揃いのツーカード(両親ともバカならスリーカード)以上で完璧に成り立つ手役であるといえる。
西欧では、子どもがどんなバカでも無理やり長所を見つけて自慢するのが当然のことであり、そういう親をいちいちバカよばわりしていたらきりがないのでこういう言葉はないと思われるが、謙譲の美徳が尊ばれる日本では他人に対して身内はよく言わないのが基本的な礼儀であり、親バカは(昔は)比較的めずらしい生態として取りあげられているのである。(CAS)