この辞典の使い方>「お」で始まる言葉>おみくじ、御御籤の意味
カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信
おみくじ(御神籤、御御籤)とは、神様が内職で作って神社などで売っているお告げの書かれた紙。神様の意見を聞く方法という意味の「くじ(籤)」に、丁寧さや敬意を表す接頭語「み」をつけた「みくじ(御籤)」に、さらにしつこく同様の接頭語「お」をつけて「おみくじ(御御籤)」としており、その内職がこづかい稼ぎのやっつけ仕事でないことを強調している。
神様はリアリストであり、将来の運勢がよい人にも悪い人にもおみくじを通して正直にそのことを告げる。しかし、運勢が悪いからといって厄払いを強要したりせず、神社に植えてある樹木などにそのおみくじの紙をしばりつければ運勢は好転するから心配するなと、度量の広いところを見せている。(CAS)