エアポケットとは、飛行機がそれほど安全な乗り物ではないということを、のんきな乗客たちに再認識させるために、空路の各所に仕掛けられた下降気流によるトラップ。仕掛けているのはもちろん保険会社である。
比喩としてのエアポケットは、重要な仕事でとんでもない失敗をやらかしたようなときに、「いやあ、一瞬エアポケットに入ってしまって」と、飛行機がエアポケットに入った瞬間のように、一瞬頭の回転が止まり、緊張感を失って失敗をおかしてしまったのだと、まるで自分の責任ではないかのような言い訳をするさいに用いられる。(CAS)