この辞典の使い方>「い」で始まる言葉>いちおう、一応、一往の意味、語源
カテゴリー:副詞、助詞、接頭語、接尾語
いちおう(一応、一往)とは、十分満足できる状態ではないがまあまあ、あるいは、たぶん大丈夫だとは思うが念のためにざっとという意味で、「いちおうこれで完成です」「いちおうチェックしておきます」などと用いられる。つまり、「やることはやったけれどもアバウトです」とか「テキトーにやっつけておきました」というような気分を言い表した言葉である。
「いちおう」は「一応」と書かれることもあるが、本来は「一往」が正しく、「一度行く」という意味。つまり、現場へ出向いて確認しなければならない仕事があるが、何度も行って念を押すほどやる気はないので、「一度は行ってみました」的なノリの言葉だと考えられる。(JPZB)