足(脚)とは、人間をはじめとする動物の器官のうち、3K職をまかされた部位。しかし、きつい仕事をまかせてかわいそうだからといって、甘やかして2、3日も使わずに休ませていると、もう立って歩くのも困難になるといういくじのないヤツであるから、あくまでスパルタで日々酷使するのがよろしいようである。
3K職の器官だけに、日本では「足(脚)」を蔑視する傾向があるようで、漢字では足首から先を「足」、足首から腰のつけねまでを「脚」と区別があるようだが、日本語では「あし」でひとくくりにされ軽視されている。また古来日本では、植物の「葦(あし」が「悪し」に通じるからといって、縁起を担いで「よし」と言い換えられてきたが、人間の「あし」に関しては、そんな言い換えもなされなかったようであり、そのいわれなき差別ぶりが明白である。(CAS)